「権力に翻弄されないための48の法則 上」【まとめ】| 究極のサバイバル処世術

権力に翻弄されないための48の法則 上 まとめ- 時代を超えた究極のサバイバル処世術
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この本は歴史上のあらゆる人物のエピソードを集め、その教訓を48のルールとして定めた本です。

一つ一つの法則のルールやエピソードはすぐにでも実践できることですが、自分が理性的な人で感情的に動くことはないと思っていたとしてもどこかで人は自分の力を見せつけたいと考えてしまいがちなもので、実際にやろうとするとものすごく難しいでしょう。

よくも悪くも今の時代は承認欲求がものすごく自分達の生活に影響を与えていますが、今回は個人的に重要だと感じた上巻24の法則の中から8つを「ルール」、「エピソード」、「ためになる名言」の3つの構成で紹介していきます。

この記事で共通している重要なことは以下の3つです。

・「貴重な存在になること」
・「口数を減らすこと」
・「予測不可能な存在になること」

目次

法則1: 主人より目立ってはならない

目上の者には、つねに優越感をもたせ、気分よくさせておけ。目上の者を喜ばせて好印象を与えたいなら、自分の才能をひけらかしてはならない。

さもないと、逆効果になる恐れがある。相手は恐怖をおぼえ、わが身の不安を感じてしまうだろう。主人を実際よりもすぐれた人物に見せるよう心がけよ。そうすれば、いずれ自分が最高のパワーを手に入れられる。

ガリレオが戦略的にパトロンに頭を下げ続け、お金を工面する生活を抜け出した話。

この時代の科学者などはパトロンに生活費などを工面してもらい、自分の研究に勤しみ、何か重大な発見をした場合にはその成果をパトロン達に分割して渡すことで生活を成り立たせていた。

そんな中で「それでも地球は動く」で有名な天文学者であったガリレオは1610年木星の衛星を発見したが、彼は他のパトロン達に分割することなく、メディチ家のみにこれを捧げることにした。

ガリレオは木星の衛星の発見を科学的な努力ではなく、宇宙がメディチ家の権勢を反映しているとして様々なこじつけでこれを証明した。

当時力を持っていたメディチ家の威光を称えるこういった行為によってガリレオは正式にメディチ家お抱えの研究者となり、様々なパトロンに頭を下げて回る日々に終わりを告げることになった。

ガリレオなど偉大な科学者だけでなく、権力はないけれど優秀な部下の知性は知性のない上司や社長などを不安にさせます。

こういった人々は才能溢れる若者やクリエイターにただ金を出すだけでなく、自分こそが創造的であり、自分がプロデュースしたから評価を得ているのだと思いたがる傾向が多いとのこと。

ガリレオは自分の発見でメディチ家の知的な権威をくつがえしたりはしなかったし、自分よりも主人を目立たせました。彼らに不安を与えるのではなく、栄光を与えることで自分も成功を収めることができることができたのです。

自分の強さを隠すことが最終的にパワーを獲得することにつながるのなら、それは弱さではない。

他人を自分よりも目立たせているかぎり、相手の不安感の犠牲者になるかわりに、自分が相手をコントロールする立場にいられる。

下の立場から這いあがろうと決めたなら、これは何かと便利な作戦である。たとえばガリレオのように、主人を誰の目にも明らかに輝かせられれば、あなたは天の賜物と思われ、たちどころに昇進できるだろう。

権力に翻弄されないための48の法則 上

法則3: 本当の目的は隠しておけ

行動の裏にある目的は決して明かさず、相手を不安にしておくことだ。

こちらの意図が見えないかぎり、相手は防御するにも策のほどこしようがない。

充分に煙幕を張り、相手を見当ちがいな方向に導いておけば、向こうが真の目的に気づいたときには、もはや手遅れになっている。

高級娼婦のニノンという恋愛のプロのような人の指導を受け、若くイケメンだが、恋愛未経験の公爵が美人かつ容易に落ちない伯爵夫人を狙うという話。

ニノンの戦略の1つ目は社交の場で公爵を綺麗な女性達に囲ませ、女性に求められる公爵に関心を持たせ、嫉妬心を煽ること。

2つ目は会えると期待していたところに姿を現さず、行動を読めなくさせること。

これらが実行に移されて数週間が経つと、夫人がしばしば公爵の動きを目で追っているという噂や彼の冗談に声を上げて笑う様子を見ることができた。ニノンはあともう少しで夫人を落とせると確信した。

数日後、公爵と夫人は二人きりで家にいた。そこで彼は衝動的に作戦にはなかったのに彼女の手を取り、「あなたに恋こがれている」と告げてしまった。

「恋」というワードを口にした瞬間、今まで読めない行動を取っていたり、女性に囲まれていたのは実は自分を落とそうと必死にやっていたことだったのだと夫人は悟った。こうして気まずくなった夫人は二度と公爵に会うことはなかったという。

ほとんどの人びとは、いわば開かれた本である。思ったことは口にだし、機会があれば意見を述べ、つねに自分の計画や意図を他人に明かす。人がそうするのには、いくつか理由がある。

第一に、自分の気持や将来の計画を話したいと思うのは自然なことで、苦労はない。余計な口をきかないよう、明かしていいことと悪いことをつねに考えるのは容易なことではない。

第二に、多くの人が、正直にして開けっぴろげでいれば人びとの心をつかめ、自分のよさをわかってもらえると信じている。これはたいへんな勘違いである。正直というのは、実はなまくらな道具で、血を流すばかりで切れ味はお話にならない。正直でいれば人を傷つけると思っていい。自分の正直な気持や考えを残酷に突きつけるより、相手の聞きたがっている言葉を選んでやるほうが、よほど賢明である。

そして、何よりも重要なことだが、呑気にかまえて開けっぴろげにしていれば、人に予測されやすい、わかりやすい人間になってしまう。これではとうてい人に敬われないし、恐れられもしない。人に敬われないような人間にパワーがつくことはないのだ。

パワーを切望するなら、正直はさっさと脇に押しやって、意図を隠す訓練をするがいい。この技術が身につけば、つねに優位に立てるようになる。意図を隠すという技能の根底にあるのは、人間の本質にかかわる、ある単純な事実である。われわれの最初の直感は、つねに外見を信用するということだ。

権力に翻弄されないための48の法則 上

法則4: 必要以上に多くを語るな

言葉で感銘を与えようとして多くを語れば語るほど、人からは凡庸に見られ、相手を支配しにくくなってしまう。

たとえ陳腐なことを話していても、あいまいで、断定的でない、スフィンクスの問答のような話し方をすれば、独創的なことを言っているように聞こえるものだ。

パワーのある人間は、ものを言わぬことによって相手を感動させ、威嚇する。逆に、多くを語れば語るほど、愚かなことを口にする確率が高くなる。

「朕は国家なり」で有名なルイ14世による強力なフランス国家をどう治めていたのかという話。

若い頃のルイは話が長いことで有名で延々と自慢話を繰り広げていたという。しかし、王となり、多くの部下を従えるようになると寡黙で読めない男として知られるようになった。

ある日二人の大臣が王であるルイにへり下った態度で自分の意見を述べると、ルイは謎めいた表情で黙って話を聞く。
両者が話を終え、国王の意見を求めるとルイは一言「わかった」とだけ言い、その場を立ち去ってしまった。

大臣や政策に関してルイの言葉はなく、ただ、王以外は彼の決定を待つのみ。ルイは大臣らの意見を参考にすることはあっても相談することはなかったし、計画を明らかにすることはなかった。

フランスの哲学者サン・シモンは「彼ほど自分の言葉、微笑み、視線をどう売り込むかを心得ているものはいなかった。彼はすべてを重々しいものとし、貴重な財産とした。そして彼の威厳は口数の少なさによってよりいっそう高められた」と話している。

部下よりも先に口を開いてはならない。こちらが黙っていれば、相手は急いで話しかけてくる。相手が話しはじめれば、こちらは相手の本心がわかる……君主が謎めいていなければ、大臣たちは次々につけいる隙を見出すだろう。

権力に翻弄されないための48の法則 上より 韓非氏

法則5: 名声は大いに頼りになる - 生命をかけて名声を守れ

名声は、パワーの礎である。名声を通じてのみ、人は他人を威嚇し、勝利を得ることができる。

しかし、ひとたび名声があせてしまったら、人は無防備になり、各方面から攻撃されるようになる。難攻不落の名声を打ちたてよ。

攻撃の芽に油断なく目を配り、芽のうちに摘んでおけ。同時に、敵の名声に穴をあけることによって敵を叩きつぶすことを覚えよ。あとは放っておけば、世論が敵を吊るしてくれる。

諸葛亮の名声が何もしないうちに相手を退けたという話。

ある日諸葛亮は部隊の大部分を野営地に派遣し、自分は少人数の兵士とともに、小さい町で休息を取っていた。そこに伝令兵が司馬懿が率いる15万以上の敵軍がやってくると伝えた。

少数の兵しか持たないこの状況は絶望的に見えた。しかし、彼はパニックになることも絶望することも、悩んで時間を無駄にすることもなく、すぐに部下に命令を下し、行動に移した。

軍旗を下し、城門を開いて、部下を隠れさせ、自分は道士の衣をまとった。そして、城壁の最も目につきやすい位置に腰を据え、詩を口ずさみ始めた。数分後、敵兵が見え始めたが、諸葛亮は気づかないふりをして歌い続ける。

ついに敵兵が城門まで到達し、無防備な街に侵入しようとしたが、先頭にいた司馬懿は城壁の上にいる男が諸葛亮だということに気づく。

司馬懿は侵入しようとする兵を止め、直ちに撤退するように命じた。

司馬懿は、それまで何度も諸葛亮と戦いを交えていたから、彼のことをよく知っていた。ひとけのない都市にやってきたとき、城壁のうえで諸葛亮が歌っているのを見て、司馬懿は啞然とした。

道士の衣、詩吟、香――これは威嚇のゲームにちがいない。この男は明らかにこちらを 嘲笑 している。罠にとびこむ勇気があるのかとこちらを挑発しているのだ。

ゲームがあまりにも明白だったので、一瞬、司馬懿の頭を、彼が本当に孤立無援なのではないかという思いがよぎった。しかし、諸葛亮にたいする恐れがあまりにも大きかったため、危険をおかして真実をつきとめる気にはなれなかった。

これが名声の力である。一矢も放つことなく、敵の大部隊を身構えさせ、退却に追いこむことができるのである。

権力に翻弄されないための48の法則 上

法則12: 意図的な正直さや寛大さで敵の武装を解け

誠実で正直な一つの行動は、多くの不正直な行動を包み隠す。

心をこめて正直なふりや寛大なふりをしてみせれば、最も疑い深い者でも警戒を解く。ひとたび意図的な正直さで敵の武装に穴をあけたなら、あとは意のままに相手をだまし、操れる。

時節を心得た贈り物――トロイの木馬――も、同じ目的に役立つ。

ルスティグ伯という詐欺師がマフィアのボス、アル・カポネから正直さで出し抜き、金を騙し取った話。

突然アル・カポネの元を訪れたルスティグ伯は5万ドルを預けてくれれば、60日で倍にするという話を持ちかけた。

普段は見知らぬ男を信用して大金を預けることなどないアル・カポネだったが、粋な服装と物腰から尋常な男ではないと感じ取り、彼にお金を預けることにした。

ルスティグ伯はこの5万ドルを倍にするために何の策も講じず、60日が経過した。

60日後、アル・カポネの元を訪ねたルスティグ伯は「非常に残念ですが、許してください、ミスター・カポネ。計画が失敗したとお伝えしなければなりません……私のミスです」と告げる。

カポネはルスティグ伯を睨みつけ、恐ろしい顔で立ち上がったその時、ルスティグ伯はポケットから5万ドルを取り出し、デスクに置いた。

「あなたのお金です、ミスター。そっくり五万ドルです。あらためてお詫び申し上げます。私にとってもまったく予想外でした。ことが計画通りに運ばなかったのです。あなたのためにも、また私自身のためにも、これを二倍にしたかったのですが――それは神もご存知です――しかし、この通り、計画は実現しませんでした」

カポネは「詐欺師だとわかっていたのにお前は金を返しにきた。どうなってる」と当惑する。

すみません。お許しくださいと立ち去ろうとするルスティグ伯をカポネは止め、「お前は正直なやつだ。困っているならこれを足しにしてくれ。」と5000ドルを渡した。

ルスティグは呆然とした表情をしながら、深く頭を下げると部屋を立ち去った。

彼の本当の狙いはこの5000ドルだった。

計算ずくの親切な行為で他人の感情につけ入れば、たとえカポネでもだまされやすい子供に変わる。

あらゆる感情的なアプローチを使うときと同様、作戦を実行するときには警戒を怠るな。もし見破られれば、感謝や温かい気持を裏切られた相手の思いは、きわめて激しい憎しみや不信に変わる。

本心からの誠実を装えないのなら、火遊びはやめておくことだ。

権力に翻弄されないための48の法則 上

法則16: 姿を見せないようにして周囲の敬意と賞賛を高めよ

なんでも流通すればそれだけ値段は下がる。

それと同じく、あちこちで姿が見られ、声が聞かれる人間は、ありふれたつまらない人物と思われる。すでに仲間うちで存在が知られているのなら、一時的に姿を見せないようにすることで、さらに人びとの話題にのぼり、さらに人びとの称賛を集められるようになる。

身を引くべきときを心得よ。自分に希少価値を与えるのだ。

紀元前8世紀、アッシリアの支配から脱したメディアは0から国を作る必要があった。しかし、指導者を欠いた国は混乱し、争いが頻繁に起きていた。

そうした国にデイオセスという争いを公正に調停する男がいた。彼によって様々な争いはうまく治められていたため、彼の力は増大したが、力の頂点にあった時に彼は突然やる気を失った。他人のことに時間を費やしすぎて、自分のことを考える暇もない、もうこれ以上裁判官も争いの調停もしないと。

そうしてメディアは再び混乱に陥った。メディアの各村の代表は話し合い、アッシリアの支配に苦しんだにも関わらず、やはり一人の統治者に政治を任せよう、そしてそれは公正なデイオセスにしようと決めた。

代表たちはデイオセスに頼み込むが中々彼は了承しない。そこでデイオセスは条件付きでこの頼みを受け入れることにした。

・巨大な宮殿を建てる
・護衛兵を用意する
・首都を建設し、統治を容易にする
・王のいるところに勝手に入ることを禁ずる

王宮の誰一人として週に1度しか王の姿を見ることができず、それにも許可が必要だった。

こうしてデイオセスの統治は53年続き、メディア帝国は領土を拡大、デイオセスの4代後にはあのキュロス大王が統治することになり、ペルシャ帝国礎を築いた。

デイオセスの統治の間、彼への敬意は次第に崇拝に変わっていった。彼はただの人間ではなく、神の子だと。

ある人がダルウィーシュ(イスラム神秘主義教団の修道者)に聞いた。「どうしてもっと姿を見せてくれないのですか」。すると、ダルウィーシュは答えた。「なぜなら『どうしていままで姿を見せてくれなかったのですか』と言われたほうが、『どうしてまたやってきたのですか』と言われるよりも嬉しいからだ」

権力に翻弄されないための48の法則 上より ムッラー・ジャミ イドリエス・シャーの『夢のキャラバン』

法則17: 予測不能の雰囲気をかもしだして、相手をつねにおびえさせておけ

人間は習慣の生きものである。他人の行動におなじみのものを見ることを、絶対的に必要とする。行動が予測できる人間を見て、人はこれなら支配可能だと思う。

ならば逆をやれ。故意に予測不能の人間に見せるのだ。一貫性も目的もなさそうに見える行動は、他人を迷わせる。相手はこちらの行動になんらかの理由を見出そうとして、自ら消耗する。

徹底的にこの戦略を進めれば、相手を威嚇し、おびえさせることができる。

アメリカの南北戦争の頃、数で勝る北軍は進軍し、南軍の首都リッチモンドを包囲しようとしていた。

南軍の指揮官であったジャクソンはこの危機に対し、兵士を率いてシェナンドア峡谷を出てはまた戻るという行動を繰り返させた。

この不可解な行動に真意を見出せなかった南軍は圧倒的優位だったにも関わらず首都リッチモンドへの進撃が遅れ、一気に南軍を叩き潰せるはずだった戦いは膠着状態に陥ってしまった。

ジャクソンはこのような自分より優勢な相手と遭遇するたびに同じような手を何度も使ったという。

「どんな時でも敵を迷わせ、勘違いさせ、驚かすことだ。」と彼を言う。

人は常に相手の行動の動機を読み取ろうとし、その予測から相手を打ち負かそうとする。そのため、全くもって理解不能な行動で相手を撹乱させれば、相手は防戦に回ることになる。こちらの行動を理解できないために不安に駆られるからだ。

予測のつかなさは、恐怖を与える武器になるだけではない。日々の決まりきったパターンをうちこわすことによって、周囲を騒がせ、関心をかきたてることができる。

人びとはさかんに噂をし、事実とはまったく無関係な動機や説明をするだろうが、そのあいだ彼らはずっとこちらのことを考えている。

要するに、気まぐれに見せれば見せるほど、実際には敬意が蓄積されていくのだ。結局のところ、何よりも軽視されるのは、予測可能な行動なのである。

権力に翻弄されないための48の法則 上

法則20: 誰にも深く肩入れするな

いつもあわてて誰かの味方につくのは愚か者のすることである。自分以外の誰にも深く肩入れするな。

大義に肩入れしてもいけない。自主独立を保つことによって、人は他人の支配者となる。争いは他人にまかせ、自分は追い求められる人間になれ。

後の国務長官になるヘンリー・キッシンジャーは1968年のアメリカ大統領選の時、ネルソン・ロックフェラーと組んでいた。

しかし、ロックフェラーは共和党の指名を得られなかったため、キッシンジャーはニクソン陣営に貴重な内部情報を伝えると同時に民主党から指名されたハンフリーにも接近し、彼にも助力を申し出た。

結局勝者はニクソンとなり、キッシンジャーはニクソン政権で閣僚の地位を手に入れたが、その後も常に中立の立場を保ちながら、他勢力とも繋がりを持っていた。

そこでかのウォーターゲート事件が起こり、ニクソンが政権が落ちたものの、どの勢力とも少々の距離を保つことによって次の大統領となるジェラルド・フォード政権にも生き残ったただ一人の官僚となった。

たいていの人は感情の渦のなかで行動し、たえず周囲に反応しながら、もめごとや争いの種をまいている。

こちらが自制し自律心を養わなければ、人びとを苛だたせるかもしれない。彼らはこちらを巻きこもうとし、終わりのない戦いで誰に味方するのかはっきりさせろとか、自分たちのために仲裁してくれと求めるだろう。

感情的な波に押し流されると、他人の問題のなかで自分の心と時間を失う。

哀れみや同情の気持から人に巻きこまれてはならない。このゲームでは決して勝つことができない。争いは激しくなる一方なのだ。

一方で、完全に孤立していれば、無用な怒りを買う。ゲームを適切に進めていくために、ときには味方をするふりをして、他人の問題に興味があるように見せかけなければならない。

しかし、表面上は支持するそぶりを見せても、感情的にとらわれないようにして、内面的なエネルギーと健全さを保たなければならない。人びとがどれほど必死になってこちらを引き入れようとしても、他人の問題に深入りして小さな問題を表面化させてはならない。

彼らに贈り物をし、同情をもって話に耳を傾け、ときには誘惑という手を使っても心の内では友好的な王たちや抜け目のないボルジアのどちらからも距離を置くことだ。

肩入れすることを拒否して、自主性を守ることによってこそ、主導権を保つことができる。周囲の人びとの思惑にたいして受け身の反応をするのでなく、自分で思うとおりに行動すべきである。

権力に翻弄されないための48の法則 上

個人的な反省とこの法則の活かし方

一番自分が身につけたい法則は[法則4: 必要以上に多くを語るな]です。

ローマ時代の著述家プルタルコスも「私の生き方を責められるよりはよい。私が口を開くのは、語ったほうが語らないよりましだと確信したときだ。」と語っておりました。

私はこの言葉に出会って以来注意しているのですが、今でも家に帰ると「あんなこと言わなければよかったな…」「あんな人に対して素直に質問に答える必要もなかったのに…」となることが多くあります。

自分の行動や、計画を否定されると事細かに話して相手を納得させたくなってしまうことがあります。

しかし、こういった否定をしてくる人に説明したところで絶対に納得しないし、情報を渡したことで不利になる可能性もあるのでデメリットしかないわけです。

逆に相手に必要以上に話させて情報をもらうことだけができればメリットしかないわけですね。

[必要以上に多くを語るな]

すごいと思われたくなった時、相手を説得したい時、否定され頭に血がのぼっている時には反射的にこの言葉を思い出すようにして同じ過ちを繰り返さないようにすると誓います。

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この記事を書いた人

社会人1年で会社を退職し、個人事業主へ(25)| NotionやObsidianを利用してモダンでグローバルでマッチョなビジネスパーソンになるべく奮闘しています。| 現在Youtubeの企画・運営・編集全てを担う案件を進行中

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